2006-01-01から1年間の記事一覧

塵は積もる

年も押し迫り、ようよう部屋の掃除をしました。塵とほこりはなんでこう積もるのでしょう。自分の三毒の罪も、知らず知らずにうず高くなる如しです。三毒とは、貪欲と怒りと愚痴。 釈尊のお言葉「法句経」にいわく。 『その罪の熟すまで おろかの人は それを…

岩船地蔵さん

横浜の古道・金沢道に、栃木県にある高勝寺にご縁の船型台座の地蔵さんがおられます。江戸時代の享保四年(1719年)に地元中里村の篤志家八人が寄進されたそうです。 大変な遠方をものともしない古人達の篤い信心に驚きます。子授け、子育て、安産の霊力、効…

恋の嘆き

♪由良の門(ゆらのと)を渡る舟人梶(ふなびとかじ)を絶え行方も知らぬ恋の道かも 新古今集 由良の門は京都府宮津市にある川口。舟を動かす櫓が無くてどこへ流され行く恋なのだろうという、男の嘆きの唄。 諸行無常で明日も分らない人生ですもの。知らぬが…

三代目の横浜駅

温かいクリスマス、年の瀬の横浜駅西口の風景です。「汽笛いっせい新橋を」と歌われれ、日本で初めて蒸気機関車が走った初代横浜駅はここの場所ではありません。 現在の桜木町駅が初代の横浜駅です。関東大震災の後の二代目は、高島町にあり、現在の駅は三代…

出漁

師走の空は鉛色が立ち込めてまだ午後三時ですでに暮色が始まります。英国の画家、ターナーの空の如しです。 漁師さんらしい方二人が、三浦半島から舟を出します。葛飾北斎の怒とうの海は凪いで、陸風も冷たくはありません。いかな釣果が期待できるのかな。 …

年の瀬の募金

社会福祉協議会の街頭募金に参加しました。寒風の中を声を張り上げ駅前に立つと、恥ずかしさも消えて仲間同士率先して更に声が高まるものです。 日蓮聖人の辻説法の真似事です。去年は身体障害者施設へ車椅子などを贈呈して喜ばれました。 えてして立派な身…

キャベツの顔

神奈川県三浦半島は広広とした台地で、大根など野菜やスイカやメロンなどの栽培が盛んです。もちろん相模灘の大海での漁業も有名ですし、葛飾北斎の版画も目に浮かびます。。 鎌倉時代は三浦一族が有力で、頼朝を支えた和田義盛もいました。気候温暖で眺めも…

もう来ない年賀状

今年いただいた年賀状をかたわらにすると、亡くなった方の賀状に手がとまってしまいます。幼なじみや同窓、俳句の仲間など・・・。 「赤毛のアン」も育ててくれたおじいさんと訣別のシーンに、涙が落ちました。 ○もう来ない君の葉書や冬ごもり 駿 『人の生を…

師走の空

いよいよ年も押し迫りました。2006年、平成18年もあとわずか、俳句の季語では「数へ日」、「年詰まる」、「歳末」などが実感されます。 今年のあなたの10大事件はいかがですか。福と厄とが裏と表に、あざなえる縄のごとしでしょう。来年の目標、「願…

悲しいクリスマス

♪しゃべれないので泣きますメリークリスマス 過日の師走句会で最も感銘を受けました。事故か病気か高齢のためにしゃべることが出来ない悲しみを描いた思いやりあふれる句である。 七四八の破調が句材の重さ尊さから気にならず、どんなに辛い状況だろうかと想…

死をみつめて生る

中山法華経寺の奥の院。鎌倉を追われた日蓮聖人はここで100日間法を説かれたそうです。 『人の寿命は無常なり。風の前の露。かしこきも、はかなきも、老いたるも、若きも定めなき習いなり。されば先ず臨終のことを習うて後に他事を習うべし。』 身延にて…

縄文人と弥生人

房総風土記の丘の博物館に、我々の祖先である弥生人の顔が復元されていました。日本人のルーツは、土着の縄文人と朝鮮半島から南下した弥生人とのハイブリッド、混血という説が一般的らしい。牧歌的温和な縄文人が大陸の戦闘的弥生人に追い立てられたそうで…

激しい恋歌

『人言(ひとごと)を繁(しげ)み言痛(こちた)み 己(おの)が世に 未だ渡らぬ朝川(あさかわ)渡る』 万葉集 但馬皇女(たじまのひめみこ) 夫ある身の恋する姫様の不倫のうたです。うわさが広がってうるさいけれども、初めて朝川を押し渡り逢いに行きま…

荒行100日

中山法華経寺では荒行堂で100日間娑婆から隔離しての修行が、来年の2月10日まで続けられています。午前2時半起床、3時寒水をかぶる水行(日に七回の水行)、読誦三昧、食事は朝夕梅干しとかゆの二食。睡眠時間2時間半の荒行とか。 知識や教養として…

研修バスの旅

横浜金澤シティガイド協会では毎年、バスで史跡を巡る研修会を催しています。今回は千葉県の中山法華経寺から千葉風土記の丘へ参りました。好奇心たくましい熱心な男女42名が、ガイドの知識を磨くために参加されました。 写真は明治32年建築の「旧学習院…

冬来る

楽しかった涼やかな青空と草花の「秋」も、もみぢが散るように過ぎ去りモノカラーの冬将軍が巡ってきました。海と山脈の壁に守られ暖かな横浜も初氷の朝となりました。風邪気味です。雪国で病気療養やご高齢でひとり耐えている方々はどんなにか辛いことでし…

十二月八日

釈尊が悟りに到達された日とされています。仏教徒の三大行事のひとつで「成道会(じょうどうえ)」と申します。釈尊のお誕生をお祝いするのは4月8日の花祭(灌仏会)、お隠れになられた涅槃会(ねはんえ)は3月15日です。 世の出来事は全て、因(自分)と…

寺の貼紙

総持寺に「五つのつもり」の忠告が掲示されていました。 厚いつもりでも薄いのは人情 深いつもりでも浅いのは知識 弱いつもりでも強いのは我欲 強いつもりでも弱いのは根性 少ないつもりでも多いのは無駄 他人の欠点はよーく分るが、自分の欠点には大甘で気…

石原裕次郎さんのお墓

横浜市鶴見区の総持寺を俳句の先生と散策しました。冬紅葉が美しい日よりでした。明治44年、石川県能登から当地に移転した道元禅師の曹洞宗(禅宗)の大寺です。 映画俳優石原裕次郎さんのお墓を始めて詣でました。「裕ちゃんの墓」の案内板に導かれて奥の…

恋の歌

政争に巻き込まれ、23歳で処刑された大津皇子と石川郎女(いしかわのいらつめ)との歌のやり取りが万葉集巻二にあります。 上野公園では今日、いくつの愛が成就したでしょうか。 「あしひきの山のしづくに妹(いも)待つと我立ち濡れぬ山のしづくに」 大津…

小春日和

滋賀県高月にある向源寺の国宝・十一面観音さまに再会すべく上野国立博物館へ参りました。もみじが点描のようにひたすら散る庭のベンチで、缶ビールのお弁当。師走ながらポカポカ陽気で生きていることに感謝。外人も多く来ています。 二年前、人もまばらな北…

もみぢ明かり

横浜の平地にも山紅葉のさかりが到着ました。掃溜めに鶴、地の塩の如しです。有名な観光地の紅葉もよいでしょうが、ひそと輝くこうようもいいですね。 勲章や名誉号のフラッシュで輝かせるお方が多いけれど、山中で人目に触れぬ紅葉も数多くあるんでしょうね…

無常迅速(むじょうじんそく)

もみぢや菊、さまざまな催しに十一月、神無月はあわただしく去りゆきました。 道元禅師いわく、「最勝の善身をいたずらにして露命を無常の風に任することなかれ」。 不思議な花が咲いていましたよ。名前を知りたいなぁ。 ♪赤毛のアンのもれてくる声夜の長し …

信じること

『たとい法然上人にすかされまいらせて、念仏して地獄におちたりとも、さらに後悔すべからず候』 親鸞は29歳のとき比叡山を下りて六角堂に百日こもり、聖徳太子の夢告を受けて法然上人を尋ねます。師匠法然源空への帰依の真心がほとばしるお言葉である。 …

ふるさとの鶴

鹿児島県出水(いづみ)ではシベリアからの冬の使者・鶴が一万羽以上飛来しているそうです。それも「十年連続」で万を越し、めでたい兆しと喜んでおります。 日本では古来鶴と亀はおめでたい象徴です。わたり鳥にはせせこましい国境はありません。目をそむけ…

山もみぢ

近くの公園に一段と美しいのは山紅葉、小学生が書いてくれた紹介の札がかかっています。福井県に多い木と書かれています。高地の紅葉は更に素敵な発色で驚かされます。 山紅葉は日本に生まれてよかったと思わせる神様からの贈物ですね。

犯罪被害者の叫び声(その3)

沖縄県波照間島への旅行中に殺害された門田久美さん(26歳)が、親御さんに遺された言葉です。親兄弟、周辺の心の傷はいかばかりか。嗚呼、安らかにお眠り下さい。書は飯村蒼丘さんです。

被害者の叫び声(その2)

オウム真理教の悪魔達に殺された坂本 堤弁護士の妻都子(さとこ)さんの幼き頃の言葉です。書家の飯村蒼丘さんが「天国からのメッセージ」展で鎮魂をこめて訴えておられます。捻じ曲がった病める国を建て直せねばならない。負の遺産を孫たちに押し付けること…

被害者の叫び声

横浜駅西口にある横浜普門館で書家の飯村蒼丘さんの書が展示中である。いじめや犯罪により亡くなった方の「いのちの叫び声」を彼女が美しい書にしている。あの世から命の重さを訴える言葉に涙が止まらない。北朝鮮拉致被害者やオーム真理教被害者の支援もさ…

銀座

先輩の同人が第二句集を出し、銀座の画廊でクロッキー展を開かれているので友達と見てきました。芸大出の画家の句集は裸婦の速写をちりばめてとても個性的。 美大出の友達も刺激を受けていました。ハードカバーの俳句だけの句集は正座しないと読みずらくて固…